エリザベス女王杯予想

週中には無敗の3冠馬、デアリングタクト、コントレイルに続き、G18冠のアーモンドアイのJC参戦が正式に決定し、これまでにない盛り上がりを見せるであろう事は容易に想像できます。
おそらく暮れのグランプリ、有馬記念以上に心躍るメンバーとなるでしょうし、気持ちはすでにJCへと先走りしていて発表された日には中々寝付けず、暗い話題のこのご時世ではありますが、各陣営の方の競馬を盛り上げようという心意気には感謝いたします。

気持ちは先走ってはしまいましたが、今週からは有馬記念までノンストップのG1開催となるので、先ずは目の前のレースに集中していきます。

今年は京都競馬場の改修工事によりイレギュラー開催となり、これまでのデータや傾向が全く使えず、ましてや阪神2200Mと非常に頭を悩ますコース形態となったものの、展開、各馬の特徴、馬場傾向などから的中を目指していきます。

先週のレース、土曜のレースを見れば2週続けてレコードが出るなど超高速馬場は一目瞭然で、このレースも牝馬の大将格は不在ながら高速決着も十分に考えられます。
バイアスも土曜の時点ではやや前有利の傾向ではあり、日曜日のエリザベス女王杯までの芝6レースでどこまでこの状態が維持されるかにも注意する必要があるとは思います。

展開としては、例年と異なるコースという事もあり悩ましい限りではありますが、ある程度決め打ちしていこうと考えています。
また、確たる逃げ馬不在ではありますが先行馬はそれなりに揃いましたし昨日の馬場が継続されるようであれば、各ジョッキーのポジショニングの意識も当然前へと向かうのは当然で、序盤からのドスローとはならず、1角までは流れて中盤は緩み外目のウインマリリン、エスポワール辺りが逃げるようだとラスト4F戦、内目のリュヌリュージュ辺りが逃げるようだと中緩みも顕著になるでしょうから、ウラヌスチャームなんかがスイッチャーとなり、ラスト5F戦になるようなイメージではあります。

どの馬が逃げようと、瞬発力勝負よりは持続力を問われるような展開という想定です。

本命は、⑥ノームコア

ヴィクトリアマイルでレコード勝ちしてからマイルが主戦場となりましたが、それ以前の紫苑Sでは素晴らしいパフォーマンスで勝ちましたし、嵌ったとはいえ前走でラッキーライラックとの着差を考えてもマイラーと見るのは改めるべきとも思いますし、この枠ならば前走の再現とはいかずとも、あれに近い競馬はできるはずです。

何より、半妹がクロノジェネシスでハービンジャー産駒なので純粋なマイラーとは思えず、クロノジェネシス自身も宝塚記念、秋華賞の結果からパワー型と見られていましたが、秋天ではアーモンドアイを上回る上りの時計を繰り出しましたし、この馬の東京でのパフォーマンスから持続力勝負ではこのメンバーなら上位なのは明らかです。

また、安田記念でも現役最強クラスにも迫るだけの競馬が出来ていて、高速馬場での持久戦という土俵では距離が伸びても問題はないとみています。

対抗は、④ソフトフルート

前走はスタートで飛び上がるような形となり後方から進め、結果外を回したことが奏功した格好ではありますが上り最速を記録、福永Jならばあそこまでひどいスタートにはなりにくいでしょうし、2走前がローズSと同等の時計で高速馬場適正も示しています。

何より前走から距離延長で良さが出るとは思っていて、ディープインパクト産駒ではありますが母系の影響が出ている感じで、これまでのレースを見ても持続力ならば牝馬限定戦でかなりやれるはずです。

この枠なら内で足を溜めコーナーもタイトに立ち回ることが可能ですし、条件としては絶好となるはずですが、後半の破壊力という点においては本命馬以上のものとは言えず、その点でこの評価としました。

3番手は、⑪ラヴズオンリーユー

オークス以降はこの馬らしい走りが全くできていなくて、前走は道悪馬場、2走前は間隔、3走前は距離不足と情状の余地はあって、オークスが完全な瞬発力勝負ではなく一定の持続力勝負の接戦の中勝ったという印象もあり、あの走りから高速馬場への適正も申し分ないとは思っています。

状態に関してもオークスの頃までには上がっていないようですし、父ディープインパクト×母父ストームキャットという血統背景から成長力という点で周りが思うほどの上昇度が無いのかも、とは考えざるを得ないのかもしれません。

しかし、そう決めつけるだけのモノがハッキリとはしていないのでこの厩舎ならとも思いながら、位置を取れて高速馬場への適性から、前残りの中ではこの馬が最も信頼できると判断しました。

その他には


完全なサウスポーとは思ってはいなくて、大外枠ながら2走前ではドン詰まったとはいえ、スカーレットカラーやビーチサンバと差のない競馬が出来ていてこの枠なら人気以上に走れていいと思います。


数少ないスタミナよりの適性があり、スムーズに捲る形が嵌るようなら1発あってもおかしくは無いでしょうし、何より新設のTRからのローテは侮ってはいけないという結果がこれまで何度もあったので押さえておくべきとの考えから。


この距離の実績と適正、持ち時計、坂のある阪神替わりから前走で牡馬と去年のJC2着馬を差し切った勢いを軽くは見ることが出来ず、3着までなら食い込む余地は十分にあるはずです。

という事で予想は

◎ ⑥
〇 ④
▲ ⑪
△ ①、⑧、⑮
△ ⑫、⑰

このような予想としました。

今秋は1番人気の成績が抜群ではありますが、例年と舞台の替わるこのレースは波乱が考えられる為、ここは高配当を狙っていくべく多少は大振りの予想としました。

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