2021年のG1はすでにフェブラリーSにて開幕していましたが、この高松宮記念からいよいよG1シリーズが開幕します。今年はG1馬7頭、マイルからの実績馬も参戦とハイレベルでのスプリント戦が楽しみなのですが、よりによって少しずつながら降雨の時間がずれているとは言え、今週も天気には祟られるようですし、Bコース替わりの1週目ながら年始から使い倒された中京競馬場であれば一度雨が降ってしまえば発表以上にタフな馬場へと変貌することも十分考えられます。
競馬の予想プラス天気予報とのにらめっこと慌ただしいシリーズの開幕となる事でしょう。
土曜のレースではBコース替わり、馬場の回復と時計としては標準レベル、もしくは若干時計は出ている印象ではありながらも内を空けて走るレースが目立っていて、それでも内から伸びる馬、外からの差し馬も脚を伸ばしていたことを考えるとトラックバイアスとしてはフラットな状態だったとは思います。明日になって雨の影響でどのようなトラックバイアスになるのかは明日になってみないことには分かりませんが、極端な差しは決まりにくいとは思っています。正直内か外かとなると現時点では何とも言えませんが、内も残りつつ中団からの差し馬も台頭してくる予想とします。
展開としてはモズスーパーフレアの逃げは間違いなく、逃げて好成績を残してきたレシステンシアは何が何でもハナでなければというタイプでも無く、外寄りの先行勢もポジションは取ってくるでしょう。
前半3Fの入りがかなり勝負の分かれ目と考えていて、シルクロードSで逃げたモズスーパーフレアが33.7秒で失速したことで陣営も速かったと言っていますし、ハイペース予想の去年も重馬場で34.2秒と比較的バランスを取りながらのレースだったことを踏まえると、今年も前傾ではあるものの34秒台での入りの想定です。
後半はパワーを要しつつ上りが掛かる、総合力勝負という想定です。
本命は③ライトオンキュー
これまでのレースから時計勝負となれば分が悪く、時計の掛かる馬場や重馬場では安定した成績から明日の雨は恵の雨となる事でしょう。
近2年の勝ち馬がサンデーサイレンス系の血を持っていないこともこの馬にはプラスとなりますし、これまでの主戦ジョッキーの拙い騎乗から重賞では1勝しか挙げていませんが、能力としては重賞を幾つも勝てるだけの評価はしています。
今回は勝負の乗り替わりとなり、時計の掛かる馬場での同舞台の前哨戦で他馬より斤量を背負いながら2着とこの馬には流れが向いてきたと見ています。
対抗は⑯レシステンシア
4走前には1戦のみではありますが、重馬場の中番手から2着で道悪適性のあるダイワメジャー産駒として一定の評価はしていて、この馬の持つスピードであればスプリント戦でも通用するはずです。
これまでの成績からレースとして流れた方が結果は出ていますし、モズスーパーフレアの作る流れであれば対応もでき、雨の影響で後続がもたつくようであれば勝負できるだけのチカラもあります。
ただしトラブルでの乗り替わりとはいえ、この乗り替わり自体がプラスとは思えずこの枠から序盤に思いのほか足を使ってしまうと危うさもあるのでこの評価としました。
3番手は⑩ラウダシオン
この馬の父はディープインパクト産駒として最短距離のG1勝ち馬であるという事に注目し、道悪実績もあることから評価しました。
古馬の一線級が相手ではないながらも左回りでの成績としてはこれまですべて好走していて、純粋なマイラーでは無いとも思っていますが、前走や2走前を見る限り古馬相手ではチカラ不足の感はありながらも先行力と道悪実績を活かせれば食い込む余地はあると考えています。
という事で予想は
◎ ③
〇 ⑯
▲ ⑩
△ ②、④、⑧、⑭、⑮
このような予想となりました。
人気の一角のインディチャンプに関しては、近2走を見る限り更に距離短縮は厳しいでしょうし次走に香港マイルを予定していることから、この距離に対しての本気度とステイゴールド産駒のスプリントがどうしてもリンクしない為消しました。
これから始まるG1シリーズの波に乗るべくこのレースでの的中を願うと共に、このブログをご覧になっている方のヒントになればと思っています。