もう何度目になるのでしょうか...
全国的に猛威を振るう新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の急速な蔓延により、蔓延防止等重点措置の対象地域となって、多くの方々が我慢を強いられることになりました。海外の事例を見ていれば日本でもこうなってしまうことは、素人目に見ても予見できることであるにも関わらず、医療機関の逼迫が叫ばれたり、保健所の機能がパンクしている報道を耳にする度に、この2年間の反省が全く生かされていない現状に怒りしかこみ上げてきません。前々首相が長期政権を築いてきた頃から、様々な問題に対しての検証を行わなかった事を踏襲する悪しき体質こそが問題で、ココが変わらない限り国民に負担を強いる国家運営は今後も続くことでしょう。
発表こそ避けてはいますが、JRA所属のジョッキーも乗り替わりが相次いでいることから、おそらくと感じているので、一日も早い収束を願っています。
話を戻し、年明けの変則開催から通常開催へ慣れてきたところで今週は2つのG2があるので、春のG1シリーズへ向けて、各馬の精査の場となるところでもある為しっかりとレースを見ていきたいと思います。勿論、的中へ向けての予想も抜かりなくやっていきたいと考えています。
土曜のレースを見る限り、さすがに見た目では連続開催の最終週となるので、内側に傷みはあるものの例年ほどという感じでは無く、時計的にも若干掛かるくらいでトラックバイアスも極端な外差し馬場では無いのかな、という印象です。それでもこのレース自体が非根幹距離となるので、パワーとスタミナも必要にはなってくるとも思っています。
展開は、内枠のキャッスルトップが初芝と尾持ちスタートなしでどこまで出せるのかは未知数なので、ダンビュライトか行く馬がいなければという陣営の言葉を鵜吞みにすれば、大外のマイネルファンロンも候補ですが、序盤から流れるイメージではありません。人気馬も比較的前目を狙ってくるものの、タフな流れを好むようなメンバーでも無いので、前半スローペースからラスト5Fか4Fのロンスパ戦で考えています。
これらを踏まえて
本命は⑪オーソクレース
骨折があったとはいえ、これまでのキャリアのレースを見る限りお世辞にも世代トップクラスとは思ってはいませんし、ココがこの馬の試金石的なレースとなるのは間違いなく、それでも古馬のこのメンバーレベルであれば崩れる事はないでしょう。
関係者のエフフォーリアに次ぐ期待馬のようで、長休明けの2走前や前走からどこまでパフォーマンスを伸ばしてくるのか、というところにも注目ですし、この馬の持つ持続性能という面では恥ずかしいレースにはならないと思っています。
土曜には鞍上も正月ボケから復調を見せていましたが、この馬の能力が問われるココでこの人気で本命は物足りなさを感じつつも、相手関係を考慮すれば素直にこの馬から入ります。
対抗は⑨ボッケリーニ
初距離、初の中山とこちらも不安要素は持ちつつ、これまでのレースが内回りコースや小回りコースの持続力戦で安定的な実績を残している点を評価しました。
全兄のラブリーデイ同様晩成血統ながら、もうワンパンチもツーパンチも足りないとは思いますが、高速馬場よりも時計の掛かる馬場の方が合っていますし、陣営の思惑通りに初距離のココでパフォーマンスを上げてくる可能性に掛けてみます。
これまであったようで見られなかった、このオーナーの勝負服で武史ジョッキーということも何か起こしてくれる期待は持てる反面、これまで明確な武器が無い点を考えるとここまでの評価となりました。
3番手は⑧アンティシペイト
初の重賞挑戦となった前走は、ジョッキーも乗り方のミスを認めていましたし、再度見直しの余地を持ってみました。
この馬もこれまでの戦績から、中山コースに実績を持ちながら洋芝実績も持っているように、スタミナ勝負と持続性能では面白い存在になると思っています。
テン乗りの大野ジョッキーに急遽の乗り替わりとなりますが、むしろ予定されていたジョッキーよりも手は合うとは思いながらも、やはり重賞実績の無いことと重賞ではチカラ不足ということも否定は出来ません。
ということで予想は
◎ ⑪
〇 ⑨
▲ ⑧
△ ①、②、④、⑥、⑬
このような予想となりました。
このレースの傾向として大きな波乱があるレースではありませんし、先週が不甲斐無さすぎる結果だったこともあり、今週から再度気を引き締めていく気持ちでもあるので、先ずは的中して流れをつくることが出来れば、と考えています。
そのうえでご覧いただいた方の参考となれば、とも考えています。