エリザベス女王杯・予想

先週こそG1シリーズの中休みだったので、今後へ向けて勢いを付ける為にもと意気込みましたが、馬券も予想も見当違いの結果となりました。しかし、今週から年末の大一番まではノンストップのG1シリーズとなるので、あらたに気を引き締めて予想していき、結果へと繋がるよう頑張ります。
そんな今週は、阪神開催では3年目のエリザベス女王杯ということで、過去2年と使えるデータ等は少ないものの、見えてきたものはあるなかにあって、今年は天気やペース、出走メンバーの能力差がそれほど無いようにも感じているので、難解ですがシッカリと予想していきます。

土曜のレースでは、週中の天気に恵まれた甲斐もあり、6週目ながらも高速馬場でした。しかし、日曜は午前中からの雨予報がメインレースまでは降るようなので、馬場は間違いなく悪化するはずです。降水量的にも稍重か重くらいまでにはなるのではないでしょうか。
土曜こそ、内外のトラックバイアスはフラットでしたが、芝の傷んだ内側はかなり走りにくくなるはずなので、内を空けて走るケースも考えておく必要はあると思います。

展開は、ローザノワールが逃げるのは間違いなく、問題は結果の出ていない2000M以上でどういったペースを刻むのかとなります。陣営は、秋天のパンサラッサに倣ってなんてコメントしていますが、ある程度はコントロールしながらのジョッキーなので、ハナさえ取れれば1・2コーナーでは緩めつつペースとしては平均での後傾戦を想定しています。
このコースですし、後半はラスト5Fから4Fのロンスパ戦となって、後半はかなりの消耗戦をイメージしています。
これらを踏まえて

本命は④デアリングタクト
この馬にとって雨はプラスになると考えていて、これまでの道悪実績もさることながら、故障後は瞬発力にに陰りがあるようにも見えますし、2走前のように上がりの掛かる方が良いように感じています。
父はロベルト系でサドラーズウェルズ内包、母父キングカメハメハなので、スタミナとパワーを活かせるこの条件は、凡走後の2走前で3着しているようにパフォーマンスは上げてくるはずです。
それでも、内有利のトラックバイアスがあったにせよ、前走は負けすぎとは見ていて、能力自体が落ちている不安はありますが、無敗の3冠馬の鮮やかな復活に期待します。

対抗は⑱ジェラルディーナ
この馬も、父はロベルト系でサドラーズウェルズ内包、母父は阪神替わりでも好走馬が2頭ずつのディープインパクトということで、血統的にはマッチしています。
なにより、これまでの5勝が全て非根幹距離ということからも、前走のように一気にパフォーマンスを上げてくる可能性は大いにあって良いと思っています。
その前走は、トラックバイアスが嵌っての勝利でしたし、外から捻じ伏せるだけの能力差があるとも思えないので、この評価としました。

3番手は⑰ウインマイティ―
オークスで3着と世代上位のチカラは持っていたものの、秋華賞でのアクシデントが原因のようで、しばらく低迷していましたが、2走前からキッカケを掴んだようで復調しているように感じています。
タフな馬場の忘れな草賞を勝っていて、2走前も内回りコースで勝利し、前走もスタミナが問われるレースで好走と、牝馬同士のタフなレースであればチャンスはあると思っています。
この枠なので、序盤から位置を取りに行って消耗戦を先行すると危ないとは思いますが、中団くらいから渋とく脚を使えればかなり面白い存在と見ています。

その他では
⑤マジカルラグーン
時計が掛かる馬場になるのは間違いなくプラスですし、これまで背負った斤量よりも一気に軽くなり、非根幹距離のレースでの外国馬は注意する必要があります。
⑭アカイイト
京都開催時のモノなので今年も通用するのかは分かりませんが、リピーターレースであるという事と、道悪のキズナ産駒はディープボンドのように苦にしない馬もいることから、一定の評価をしました。

ということで予想は

◎ ④
〇 ⑱
▲ ⑰
☆ ⑤、⑭
△ ③、⑩、⑬、⑮

このような予想となりました。
雨がどこまで降って、馬場にどれほどの影響を及ぼすのかも現時点では分かりませんし、馬場次第では少し印を打った馬の序列を変えるかもしれません。
過去2年のこのレースを見ても、好走馬は中団もしくは後方から運んでいたことから、タフなコースを牝馬が先行して押し切るにはかなり酷だと思いますし、ましてや道悪になれば尚更のことだと考えて、差し追い込みタイプから狙ってみました。
今年は、多士済々といったメンバーですし、馬場や展開次第ではゴロっと着順が入れ替わるとも見ているので、難解ですが非常に楽しみなレースとなるはずです。また、冒頭にも述べたようにココからはG1が連戦となるので、年末まで良い形を維持できるようにしていきたいと思います。

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