大いに盛り上がったサッカーW杯も残すところ、決勝戦と3位決定戦となりました。
グループリーグから波乱の多い大会でしたが、決勝はフランス対アルゼンチンと優勝経験国同士の対戦となり、見どころしかないような良い対戦となったと思います。普段は同じクラブチームに所属する、エムバぺ対メッシという新旧のストライカー対決や得点王争いなど、世界一を決めるに相応しいカードと言っても過言では無いはずです。
この二人に注目は集まっているものの、個人的にはフランスのグリーズマンの献身なプレースタイルに見とれてしまうはずなので、優勝すればMVPもこの選手が有力だと思っています。
話を戻し、先週の阪神JFは1着馬こそ本命でしたが、2~5着馬が全て2桁人気という事もあり、どう足掻いても当てられないレースなので、今週から有馬記念に向けて良い流れをつくりたいと考えています。
今週は去年のこのレースの好走馬と5着馬が後のG1馬になった2歳牡馬のマイルG1となります。
しかし、今年は去年ほどのメンバーレベルには至らないと思っていて、かなり難解度も高いレースと見ているものの、今年のG1レースも残り僅かなので、しっかりと予想していきます。
土曜の阪神競馬場は、朝から雨が降り準メインの頃には芝も稍重と発表され、時計も例年くらいの水準となっていました。日曜は天気には恵まれても気温が上がらないので、パンパンの良馬場までは回復せず、時計も例年レベルの馬場になってくると考えています。
トラックバイアスは、かなり差し馬の台頭が目立ってきたので、先週のような前残りとはならないはずです。それでも、外々を立ち回るロスはありますし、大外から差し込むにはかなりの決め手が必要とも思っているので、内々で立ち回る優位性はあるように感じています。
展開は、逃げ候補としては、内からオールパルフェやドンデンガエシ、グラニット、フロムダスクと何が逃げるのかさえ分かりません。おそらくグラニットが逃げるとは思いますが、この乗り替わりなので、前走のような大逃げまでは無いとは考えています。例年以上に逃げ・先行馬が揃ったこともあって、序盤から流れるレースになってくるでしょう。想定としては、19年や20年のこのレースに近いようなレースを想定しています。
大事な要素としては、序盤から流れに乗れることと追走力、直線の長い坂のあるコースなので持続力とパワーが必要になってくるはずです。
これらを踏まえて
本命は②ドルチェモア
デビューからの2走は、逃げ・番手と比較的ポジショニング面での担保はあり、前走は番手から逃げ馬をキッチリ捉えて突き放すという、後半の決め手も見せてくれました。
血統的には、先週の3着馬と同配合ですし、母が桜花賞馬のアユサンということで、完成度の高さではアタマ一つ抜けている印象を持っています。
前走が逃げ馬とは離れていたので、実質的な追走面に関してはクリアしなければならない点はあるものの、好枠を引きましたし秋華賞を制した鞍上が、あのようなレースをしてくれれば勝ち負け出来るレベルの馬と思っています。
対抗は⑦オオバンブルマイ
前走こそ人気薄で勝ってきたうえに乗り替わりなので、難しい扱いの一頭にはなりますが、その前走も立ち回りを活かして好位から抜け出すという、これレースに繋がる内容だと思います。
デビュー戦から1400を続けて使い、ペースも流れたレースを経験していることはアドバンテージとなりますし、立ち回りを活かせる枠ということでこの評価としました。
これまでより1F伸びる点は、血統的にもプラスとは言えませんが、追走面と折り合いに不安が無いようにも思いますし、この時期のマイルであればこなしてくれると期待しています。
3番手は⑫ダノンタッチダウン
直線の決め手だけの評価であれば、メンバー随一という評価はしていて、前走も勝ち馬には上手く乗られたものの、大外をぶん回してロスの多い競馬をしながら、あの着差は負けて強しの印象でした。
この枠なので、先週の勝ち馬のような抜け出し方が出来れば、突き抜けるだけの能力は秘めているはずですし、前が垂れて展開に恵まれる可能性もあります。
しかし、この馬の2戦に乗ったジョッキー二人が、馬体が緩く完成は先と言っていて、この2走も後方からとなっているので、ポジショニング面や追走面で超えるハードルが高いようにも思っているので、あくまでもこの評価としました。
ということで予想は
◎ ②
〇 ⑦
▲ ⑫
△ ③、④、⑧、⑨、⑭
このような予想となりました。
今年のJRAでのG1レースもこのレースを含めると3レースとなり、来週にはいよいよ年末のグランプリ有馬記念となりました。今年はなかなか思うような成果を出せていませんが、何とか有馬記念に繋がる予想になればと思い、的中を目指していきたいと思います。
そして、満足のいく成績とはいかなくても、最後は有馬記念で笑って締めくくることが出来れば、今年1年が報われた気分にもなるので、最後の最後まで諦めることなくいく所存です。