七夕賞・予想

夏競馬に突入したものの、日本列島は梅雨前線の影響により1週間は不安定な天気となり、河川の氾濫や増水による被害やゴルフボール程の大きさのヒョウによる被害に見舞われています。このような気象被害は日本に限ったことでは無く、7月3日から5日は世界的に気温が上昇し、観測史上『世界で最も暑かった3日間』との報道を目にしました。気候変動を訴える専門家の話も信憑性があるくらい近年の夏は本当に暑くなりましたし、これからの競馬観戦やお出かけの際の体調管理にはくれぐれもご注意ください。
今週は、この時期の名物重賞でもある七夕賞を予想します。
荒れるハンデ重賞の代名詞的なレースなので、今年も一筋縄ではいかないと思っています。

土曜の福島競馬場は、天気予報をいい意味で裏切り天気は持ち堪えて、終日良馬場でした。ただ、夜中から朝にかけては雨が降るようですが、そこまでの雨量でも無いようなので、去年と同等か少し時計が掛かる程度と考えています。
トラックバイアスは、開催2周目ながら外差しが決まるレースが増えてきたように感じますし、雨の影響が残ればさらに外差し馬場へとなるでしょう。

展開は、先行馬も多く外目に逃げ馬が揃ったので、序盤からペースは流れて道中も緩まず、淡々と流れて平均から序盤の位置取り争い次第ではハイペースとなる想定です。後半も一気にペースが上がるコースでも無いので、ロンスパ持続力勝負を考えています。
道中の追走力と後半の持続力といった、総合力でのレースを想定しています。
これらを踏まえて

本命は①エヒト
去年が斤量と展開に恵まれての勝利でしたが、その後の3走前や2走前の重賞でも崩れず好走できている充実度を評価しました。
この2戦は、直線の短いコーナー4つの坂のあるコースということで、コーナーでの機動力や後半の持続力とスタミナを要する条件でしたし、相手もそれなりの相手だったことからこの条件は申し分ないと思います。
ただし、去年より4キロ増の斤量面をどこまで克服できるか、最内枠で身動きが取りにくい枠がアダとなる可能性もありますが、手の内に入れている鞍上の騎乗にも期待しての本命です。

対抗は⑬ヒンドゥタイムズ
ゴール前に坂のある阪神での重賞3着やリステッド勝ちと実績はありますが、6走前や3走前の小倉での重賞実績からも、この舞台は合っていると言えるでしょう。
小回りコース巧者ですし、雨の影響が残るようであれば持ち味が活かせますし、前がヤリ合って前崩れの展開になれば、展開もこの馬に向くと考えています。
それでも前走や4走前のように、近走はポジショニングと詰まった間隔の不安ということで、本命馬ほどの評価は出来ませんでした。

3番手は⑪フェーングロッテン
前走は勝ち馬に交わされてからも、さらに渋とく脚を伸ばしての2着でしたし、この舞台で勝利した6走前からの重賞での安定感は目を見張るモノがあります。
4走前こそ距離が長すぎただけで、今年に入ってからの3戦も斤量はそれなりにこなしているので、能力は上位と見ているので、自分のペースでさえ競馬が出来れば崩れる可能性は低いはずです。
その今年の3戦が全て逃げてのモノですし、展開や馬場に恵まれたことも否めず、今回は同型の存在がいる中でこの馬の実力が試される可能性もあると思うので、この評価としました。

ということで予想は

◎ ①
〇 ⑬
▲ ⑪
△ ④、⑤、⑩、⑭、⑮

このような予想となりました。
先週は夏競馬と言えども波乱の少ないレースと予想しつつ、馬場の想定に失敗した挙句に大波乱という結果から、夏競馬の洗礼を受けた形となりました。このレースも例年の傾向から波乱傾向で難易度も高いのは重々承知で、今年は軽斤量馬と最重量斤量馬の差が無いことから、能力重視で予想しています。このようなレースを的中できれば、自身にもなりますし今後の弾みも付くので、何とか好結果に期待したいと思っています。

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