フェブラリーＳで今年のＧ１は開幕したものの、今週の高松宮記念からＧ１シリーズが始まるということで、最近の予想が全くどうしようもない結果ですが、高揚感だけはあります。
この時期となると、春のセンバツ高校野球も始まり、春の訪れを感実季節でもあるので、最近は気温も低い日が続きますが、これからの気温の上昇と共に競馬の予想の精度も上昇することを期待するのみです。
土曜の中京は、朝からの雨の影響で芝・ダート共に重馬場でした。当然のように時計は掛かっていましたし、現時点では日曜も雨が降る可能性はあるので、雨が降れば稍重から重馬場となるでしょう。
トラックバイアスは、今年は１月開催が無かったので、重馬場ながら完全な外差し馬場までは悪化せず、内も使えるような馬場でした。また、芝の全てのレースで４コーナー２番手までにつけていた馬が連対していたように、前が有利だったように感じています。しかし、こちらも日曜の天気次第のところがあるので、当日のバイアスの変化には注意する必要があります。
展開の逃げ候補としては、マッドクールやテイエムスパーダ、ビクターザウィナー辺りになるでしょう。出脚の速くないテイエムスパーダが何が何でもハナにこだわれば、前半はかなり速くなるはずですが、馬場状態などを含めて決め打つのは難しいです。後半は直線も長いので、直線部分の再加速やゴールまでの持続力と、スピードだけで押し切れるようなレースでは無いと考えているので、前半のペースや後半の仕掛け位置など、読みにくいレースではありますが、幅を持って予想していきます。
これらを踏まえて
本命は③ナムラクレア
３歳の夏以降にスプリント路線に舵を切ってから馬券圏外となったのは、距離が長かった４走前とバイアスを無視して謎の外を回した７走前のみで、その他は常に３着以内という安定感です。
その内容も、持ち時計は４位でありながら去年の不良馬場でも好走するなど、ペースや馬場不問で走れるパフォーマンスを評価してのものですし、スプリンターズＳよりもこちらの方が合っているようにも感じています。
ただ、これまでと最終追いを変えてきて、イマイチの追い切りのようだった点は不安材料ですが、好枠に入りましたし、この条件でなら崩れる可能性は低いとみています。
対抗は②マッドクール
おそらくポジションを取るであろうこの馬も良い枠を引けましたし、熱中症だった３走前を除けば、この舞台での実績からもチャンスはあるはずです。
５走前に先着した２頭はその後のＧ１で連対し、今回人気の４着馬との着差や直線での加速性能などからも、舞台適正と能力はこのメンバーでも引けを取らないと思います。
それでも、日曜に雨が降りメインレースまでの６レースで内が一気に荒れたり、先行勢に苦しいペースとなったことを考えると、本命馬ほどの信頼は出来ませんでした。
３番手は⑩ビクターザウィナー
スプリント王国の香港でＧ１を勝った実力はフロックでは無いとは思いますし、前走で降した馬が香港スプリントで上位だったことからも、評価はしました。
これまでのレースから時計が掛かった方が良いタイプのようなので、ばばが極端に乾くことも無いことや出脚のスピードの違いで粘れるような展開となれば、勝つ可能性もあるでしょう。
陣営も初の左回りには不安が無いようですが、他馬に絡まれてリズムを崩したり、これまでと違う環境や条件ということで半信半疑な部分もあるので、この評価としました。
その他では
⑥ルガル
前走ではモノ差し的な立ち位置とはいえ、アグリを突き放した内容はかなりチカラを付けているとは思いますが、初Ｇ１となるとちょっと敷居が高いようにも感じているので、この評価としました。
ということで予想は
◎ ③
〇 ②
▲ ⑩
☆ ⑥
△ ①、⑧、⑫、⑭、⑮
このような予想となりました。
馬場や展開など読みにくく、かなり難解なレースだと思うので印は多くなりましたが、Ｇ１シリーズが始まるので、これまでの悪夢を払拭できるような結果に期待したいと願うばかりです。
また、近年は大波乱の連続するレースでもあるので、多少手広くいっても波乱の余地はあるとも見ているので、今後のＧ１シリーズに繋がればとも思います。
