弥生賞ディープインパクト記念・予想

北京冬季五輪が終わったことを待ち望んでいたかのようにロシアによるウクライナ侵攻が始まり、当初は数日でウクライナを落とす筈がすでに10日ほどウクライナに軍事攻撃をしています。ロシアの一方的な言い分のみで始まった戦争により、ウクライナ国民は多くの犠牲を払い、今もなお収束の見通しは立ってはいません。ウクライナの思いのほかの抵抗を当初は応援する気持ちもありましたが、多くの命が失われ破壊の限りを尽くされた光景を見ると、戦争の残酷さをまざまざと見せつけられています。両国による交渉も行われているものの落としどころは無く、今後激しさを増すことが予想されます。
他国の戦争のどさくさに紛れて先日、日本国内でも核の共同保有の議論を、などというふざけた声が一部の国会議員の中で出ているようです。日本は世界で唯一の被爆国であり、多くの国民の命が一瞬にして奪われただけでなく、大勢の後遺症に苦しむ人もいるにも関わらず、こういった声が出てくることに対して怒りしかありません。何のための、誰のための非核三原則なのかは考える余地も無いはずです。

今週はあまりにも馬鹿げたことを言い出す前総理大臣に対して、憤りを感じるばかりか腸の煮えくり返る想いだったので、こういった書き出しになりましたが、本題に戻り弥生賞ディープインパクト記念予想へと参ります。
例年少頭数になることが多く、近年は王道トライアルとしての位置付けすらも危ぶまれていたものの、今年は少頭数ながら好メンバーによるトライアルとなりそうです。

土曜のレースでは、時計はやはり標準レベル位だと感じましたし、トラックバイアスもやや先行馬有利ながら差し馬もコーナーで押し上げられる差し馬も届くようなフラットに近い馬場だと見ています。先週も天気は良いので一段軽い馬場を考えていましたが、そのような感じでは無かったので土曜の馬場傾向を踏まえていきます。

展開は、絶好枠を引いたメイショウゲキリンが主導権を主張すると思われます。先行力のあるリューベックやボーンディスウェイがどこまで絡むのかにもよりますが、この時期の3歳馬ですし折り合いも考えると、すんなりと隊列は決まってしまうと考えています。前半は例年通りスローペースでゆったりとした入りとなり、前走で後方からポジションを押し上げたジャスティンロックやロジハービンがポジショニングで後手を踏めば、例年よりも動き出しは早くはなるとは思っているので、後半はラスト3Fの瞬発力勝負と決めてかからず、ラスト4F辺りからの動き出しもアタマには入れておきます。
これらを踏まえて

本命は⑦ドウデゥース
2歳G1馬ですし、完成度とすれば他馬に比べて高く操作性にも優れているので、明らかに叩き台ということを承知でも崩れる不安は少ないでしょう。
レジェンドジョッキーの口からも、現時点で修正するところが見当たらないと言わしめていて、ポジショニング面での不安も無くどこからでも競馬が出来るセンスがあるので、この時期であれば距離はこなせると考えています。
クラシックへ向けて賞金は持っている為、叩き台として脚を測るようなレースをする可能性もあるので取りこぼすことはあっても、過去10年の3頭の無敗のG1馬同様、格好は付けてくるはずです。

対抗は⑧ラーグルフ
前走は内を上手く立ち回っての好走で、7着までのタイム差を考えれば能力的には抜けてはいないものの少頭数ということもあるので、ロスの大きなことにはならないと見ています。
コーナーでの加速もスムーズですし、この世代のレースレベルとしてホープフルSは高いレベルだと思っているので、そこで好走した実績は素直に評価しています。
本番へ向けて賞金は微妙な立場ということもあって出走権は欲しいはずですが、上がり勝負になってしまうと瞬発力があるタイプでは無いので、厳しいレースにはなる可能性もあります。

3番手は⑩アスクビクターモア
条件戦を勝ち上がった身ではあるものの、これまで戦ってきた相手からすると重賞レベルの馬ばかりですし、堅実な走りは通用すると思います。
この馬も賞金は足りないのでココは勝負に来ているはずですし、3走前には自ら動いて持続力レースに持ち込みかなりいい脚とラップだったことを考えると、今回もポジショニング次第ではそういったレースには持ち込むことは考えられます。
唯一のディープインパクト産駒なので期待はしている反面、戦績同様勝ち味に遅いタイプだとすれば、掲示板確保までということも十分にあり得るので、この評価としました。

ということで予想は

◎ ⑦
〇 ⑧
▲ ⑩
△ ①、②、⑤、⑥、⑪

このような予想となりました。
この少頭数なので相手を絞りたかったのですが好メンバーという事と、この時期の3歳馬の能力比較が難しいこともあるため印は多くなってしまいました。
それでも、ポジショニングや道中の些細な不利で着順はゴロっと変わるような能力差のあまりないメンバーだと思っているので、先ずは的中を目指しつつ人気薄が絡んでくれれば、という期待感を持っての予想となりました。

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